子どもと公園に行った時、懐かしくて自分もブランコに乗ってみた経験をお持ちの方も多いと思います。
子どもの頃は平気だったブランコなのに、大人になってからブランコに乗ると気持ち悪くなってしまったことありませんか?
もしかして病気なの?と心配になりますよね。
どうしてブランコに酔うのか、治し方があるのか調べてみました。
ブランコ酔う!治し方は?強くなる方法はある?
乗り物酔いは乗り物の振動や加速、体の傾きなどの刺激を内耳にある三半規管を刺激することで起こります。
内耳への刺激が自律神経や平衡感覚に乱れを引き起こし気分が悪くなるのです。
三半規管とは視覚や筋肉とともに平衡感覚をつかさどっている器官です。
三半規管の機能は年齢とともに成長していきますが、加齢と共にだんだん衰えてきてしまうんです。
そのため、子どもの頃には平気だったブランコも大人になると酔ってしまうことがあるんですね。
乗ると酔うから乗らないで済めばいいのですが、子どもにお母さんと乗りたいよ~と言われたら、一緒に乗ってあげたいですよね。
私も子供が小さい頃に公園で一緒にブランコに乗ってみたら、気持ち悪くなってしまいました。
子どもの頃は立ちこぎしたり、二人乗りしたり、ずっとブランコに乗っていたのにとちょっとショックでした。
でも、諦めないでください。
実は衰えてしまった三半規管は、鍛えることによって強くなるんです。
フィギュアスケートや体操の選手は、小さな頃から回転やジャンプをしているので大人になったからといって目が回ったり酔ったりしないですよね。
小さな頃から回転やジャンプをしているので、三半規管が鍛えられているのです。
フィギュアスケートの選手のように鍛えることは無理かもしれませんが、子どもと一緒にブランコに乗れるように鍛えることは可能なんです。
ブランコに強くなる方法は?
目をつぶって歩く
ぶつかるものがない安全な場所で目をつぶって歩いてみましょう。
慣れたら後ろ向きで歩くとさらに三半規管が鍛えられます。
私もやってみましたが、三半規管の機能が衰えているのか目をつぶって歩くと平衡感覚がなくなる感じになってまっすぐ歩けませんでした。
でんぐり返しをする
布団などやわらかいものの上ででんぐり返しをしましょう。
毎日夜寝る前などにやるといいです。
でんぐり返しは、お子さんの乗り物酔いを克服するにも効果があるそうなので、乗り物酔いするお子さんがいる方は親子ででんぐり返しをして鍛えるのもいいかもしれませんね。
バランスボールにのる
テレビを見ながら座るだけで自然にバランスをとることができるので三半規管を鍛えることができます。
家にもバランスボールがあったので、私もやってみました。
バランスボールは座っているだけなので、とても楽でしたがきちんと座らないとグラグラするので三半規管を鍛えてるぞ!という感じになりました。
また、バランスをとることで体幹を鍛えることもできるので、ダイエットにも効果がありますよ。
ブランコに乗る
酔ってしまうブランコに乗り続けることで、ブランコの動きを身体と脳に覚えさせて慣れさせる方法です。
短い時間から初めてだんだん時間を伸ばしていくといいです。
三半規管への血行が悪くなると酔いやすくなるので、肩や首が凝らないように気を付けることも大切です。
ブランコに酔うのは病気の可能性はないのですが、まれに内耳や脳に原因があることもあるので、急に酔いやすくなったりした場合は病院で検査を受けてくださいね。
三半規管が弱い理由は?
人によって三半規管が強い人と弱い人がいます。
生まれつき三半規管が弱いという人はいなく、成長とともに強くなっていきます。
そのままの状態を保っていられるといいのですが、残念ながら加齢と共に弱くなってしまうのです。
三半規管が強い人は、身体の平衡感覚がしっかりしている人です。
衰えてしまった場合でも鍛えることで強くすることができます。
三半規管を鍛えよう
大人になってからブランコに酔うようになってしまうのは、三半規管の衰えが原因です。
三半規管は成長と共に強くなりますが、加齢と共に衰えてしまいます。
でも、衰えた三半規管は訓練すれば鍛えることができます。
目をつぶって歩いたり、でんぐり返しをする。
バランスボールに座ってバランスをとったりちょっと荒療治ですがブランコに乗って、揺れや動きを脳や身体に覚えさせて強くなる方法もあります。
肩こりや首の凝りがある時、三半規管への血行が悪くなり酔いやすくなる傾向があるので、血行をよくすることも大切です。
ブランコに酔う状態は病気ではないですが、まれに内耳や脳に原因があることもあるので、急に酔いやすくなった場合は病院を受診しましょう。
三半規管を鍛えて、お子さんとブランコ楽しめるといいですね。